風ちゃんの一輪車

ほのが一年生の今頃、毎晩のように一輪車の練習をしていました。
周りの一年生の中でまだ一輪車に乗れているお友達がいなかった中、何とか初めに乗る事ができないかなと思ってつきっきりで練習していました。
何ヶ月かしてやっと乗れるようになったほの。その事を覚えていないようだけどね。
ほのが2年生になってお友達と一輪車で中庭で遊ぶようになると、風ちゃんが「一輪車かして」といって取り返すようになりました。
小さい風ちゃんは足が届かず練習にもなりません。更に取り合いの毎日が続いたのを知ったじいちゃんが風ちゃんに少し小さな一輪車を買ってくれました。
その後喜んで練習していたものの、ほの達が一輪車をしなくなると風ちゃんもしなくなりました。
まあ、周りで乗る練習するお友達がいないと1人でやるのっでなかなか無理だよね。
しかも一年生になった風ちゃんは鉄棒にはまりますます一輪車は遠くなっていました。
そんな中、風ちゃんのクラスのお友達が一輪車に乗れることが判明。負けず嫌いの風ちゃんが最近少し練習をするようになりました。1人の練習はつまらないらしくほのがついてくれています。また、ほのが縄跳びの練習中脇で練習をしているようです。
やる気がでてきたね!そうなると早いよ。
昨日の夕方、ほのと練習していた風ちゃん。「ママきて〜!乗れるようになったよ」
ほんと??風ちゃんは完璧じゃなくてもできたっていうからなぁ。
どれどれ。
見学にいくと、風ちゃんがスタートの用意。ほのに「いち、に、いち、にだよ」とアドバイスされてスタート。
がんばれ〜!!
風ちゃんはお尻をふるような感じで一生懸命進んでいきます。
「いち、に、いち、に、いち、に!」
ほのの掛け声と一緒に乗ることができました。
やった〜!!すごいね〜。
風ちゃんは一輪車が楽しくなってきたといって何度も乗っていました。
よかったね〜。もうここまできたら大丈夫だよ。
風ちゃんの一輪車が光にあたった瞬間でした。