ふうちゃんのけんか

昨日幼稚園から帰ってきていつものように公園で遊んでいた時、男の子のお友達がいきなり泣き出した。
どうした?
「うわぁ〜ん!どうしてかしてくれないの!」
「ふうちゃんなんか、だいきらい!いじわる!」
おい、おい、相手は風なの?
その後様子をみていたら、どうやら拾ったペットボトルで遊ぶため取り合いになっているみたい。
昨日はたまたまペットボトルが一つしかなく、最初にみつけたのが風なんだって。
「一回ずつにしてよ!かわりばんこ」
「いや!やだ」
う〜ん、この状態じゃふうちゃんは素直に貸すなんてことないぞ…
「かして!って言ってるでしょ」
「いや!」
そのうちお友達は直接ペットボトルを取りにでたのだけど、ふうちゃんはいつもほの相手にとられないようにしてると同じようにガードしています。
ふうちゃん、ほのといつも争っているから慣れてるんだよね。
お友達は号泣するし、ママはふうちゃんに説得を試みてみました。
「ふうちゃん、かわりばんこに使おうよ。ふうちゃんいつも貸してもらってるでしょ?」
「だってみつけたばっかりでふうか遊んでないもん」
「う〜ん、その気持ちもわかるけど、ふうちゃんだって貸してって言っていやって言われたら悲しいでしょ?お利口さんだよね。」
「だってまだあそんでない!」
ふうちゃん、貸すタイミング失ったよ…ふうちゃんも泣き出してしまいました。
もう今日は帰ろうか。
いやっ!(声がそろったよ)
その時、近くにいた年少さんのお友達が偶然小さなペットボトルをみつけて泣いてるお友達に「どうぞ〜」
まあ、素晴らしい!
ペットボトルを手にしたお友達は嬉しかったみたいで「あった〜」
ふうちゃんのところにきて「ふうちゃん、あったよ〜一緒に遊ぼう」
「うん、いいよ〜」
え?もうそれで仲直りできるの?子供ってすごいね。
よかったね〜。もう一つペットボトルあって。
ところが、気づいたらもうペットボトルはその辺に転がっていてみんな別の遊びを初めていました。
なんだったんだ、さっきの騒ぎは。
でもやはりふうちゃんは強かった。ほのではあり得ない光景だったよ。
これから大変じゃ〜!