大粒の涙

午後2時、ふうちゃんの帰りのバスが着く時間です。
いつもはすぐ降りてくるのに今日はなかなか降りてきません。
「ふうかちゃん、バスの中で少し前にお友達と何があって大粒の涙がでてきてしまいました〜」
な、なんだ?また何かしでかした?
「うわあああ〜ん!」
ふうちゃんはママの顔をみた時から号泣!大粒の涙が大きな目から溢れてきます。
同じバス停のお友達が話を教えてくれるんだけどいまいちよく話がわからない。
一度家に帰って落ち着かせて話をきいてみることにした。
「○○ちゃんがぁ〜!ヒックヒック!○△◎▲したぁ!」
う〜ん、まだよくわからない。
ゆっくり話をきいているとどうやら同じクラスのお友達がふうちゃんがあごに手をつけてバスに乗っていたら「だめだよ!」と強い口調で言われて、がまんしたんだけどバス停についたらがまんできなくなっちゃったらしい。
そうかあ!よくがまんしたね。言われていやだったね。(ふうちゃんも強い口調でお友達に話してるとそう思われるんだよ、少しはわかったかなぁ)
おやつ食べようか?
「うん、ねえねとたべる」
それから15分位まつとねえねが帰ってきました。
「ねえねぇぇぇ!」
ふうちゃんは走って帰ってきたほのにしがみつきにいきました。
「どうしたの?ふうちゃん」「あのね、○○ちゃんがね…」一生懸命話をしていました。
ほのとふうちゃんは手をつないで家に入ってきました。
「ねえね、ねえね」
しばらくふうちゃんはほのにまとわりついていたよ。ほのは「はい、はい」と言いながらも面倒みてくれていました。
ありがとうほの。
ふうちゃん、よかったねやさしいお姉ちゃんがいて。